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特別研究STUDY

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変更する場合があります。

特別研究(卒業研究)

特別研究(卒業研究)は、薬学研究に必要な技能を身に付け、問題解決能力の向上を図り、
企画力やプレゼンテーション能力を高めることを目的としています。
4年次に配属先の研究室において、研究テーマの設定や文献講読、情報収集、研究倫理に関する対応等を行います。
5年次には、それらに基づく実験、研究を行い、6年次にまとめと研究発表を行います。

特別研究(卒業研究)の流れ

4年次

3年次に各教員の専門分野から研究内容の概略を提示し、学生の希望や能力等を勘案して各研究室への配属を決定します。学生は、担当教員と相談しながら、研究テーマを決め、テーマに関する国内外の研究成果を調査、評価して研究課題達成のために解決すべき問題点を抽出して、研究計画を立案します。また、必要な研究倫理に対する対応を行います。

5年次

研究計画に基づき、研究倫理や法規範を遵守して研究を遂行します。実験が必要な場合は、機械器具や備品、薬品等を適切に扱って研究に取り組みます。研究の過程で生じてくる新たな課題や問題について、担当教員の指導を受けながら、解決していきます。これらの研究内容をまとめ、ゼミで報告や討論を行って完成させていきます。

6年次

引き続き、必要に応じ研究を遂行し、研究成果のまとめと発表を行います。研究成果の効果的なプレゼンテーションや適切な質疑応答を行って、研究成果を報告書や論文としてまとめます。更に、学年全体で研究発表会を行って、学生全員が個々の研究成果を発表します。

主な研究テーマ

  概要 研究テーマの例
物理系研究室 医薬品や医療材料の多くは体の中で効果的に作用を発揮させる必要があります。その課題解決を目的に、物理系研究室では主に高分子を利用して病変部位(細胞)に効率よく薬を届けるシステムや人に優しい医療材料の開発などを研究します。
  • ・スーパーオキサイド消去に係るフェノール化合物の構造特性とその反応メカニズムに関する研究
  • ・酵素の高分子修飾法の開発とその応用に関する研究
化学系研究室 医薬品の多くが有機化合物であり、薬学関連の仕事に従事する者にとって有機化学は極めて重要な分野です。有用化合物や医薬品の合成を効率的にできる革新的触媒の開発を目指すとともに新しい分子変換技術の開発研究を行います。また、生物活性化合物の構造と薬理作用の相関に関しても研究対象としています。
  • ・アセチルコリンエステラーゼ阻害活性を有するフラボノイドの合成
  • ・核磁気共鳴分光法を利用した天然有機化合物の立体化学に関する研究
  • ・高活性・高選択性を実現する革新的触媒システムの開発
生物系研究室 医薬品の多くは細胞に発現しているタンパク質(受容体や酵素など)などに結合して働きます。生物系研究室では、病気の発症に関わるタンパク質の機能構造を明らかにすることで、より有用で副作用の少ない医薬品開発や新規化合物の分子生物学的評価ができるよう研究を進めます。
  • ・がん、神経変性疾患(パーキンソン病、アルツハイマー病)、生活習慣病の治療・予防を目的とした医薬品や機能性食品の開発
  • ・腸内細菌叢(腸内フローラ)制御による炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎、クローン病)および腸管感染症の治療・予防法の研究
衛生薬学系研究室 生活の中で使用される化学物質は、食物、水、空気を汚染し、気づかないまま体内に取り込まれ、病気を引き起こすことがあります。衛生系研究室は、主に環境汚染物質、農薬、食品添加物、医薬品などの化学物質を研究対象に、これらの化学物質をより安全に利用できるように環境衛生学的、毒性学的研究を行います。
  • ・医薬品による環境汚染に関する調査研究
  • ・各種核内受容体の有機リン系難燃剤に対する応答性評価
医療薬学系研究室 医薬品は、細胞に働き効果を発揮します。医薬品が、組織の中でどのように分布し、どうやって細胞に結合して細胞内で働くかなどを研究します。
  • ・神経栄養因子様物質の探索および応用に関する研究
  • ・抗肥満作用を有する物質の探索およびその作用機構に関する研究
薬学臨床系研究室 病院や薬局などの臨床現場と共同で、各疾患に対して実践の場で使われる医薬品の効能・効果・副作用などに関する臨床的研究を中心に、医療コミュニケーションに至るまでの広範囲な研究テーマを取り上げています。
  • ・Mohsペーストの新規製剤設計と臨床応用に関する研究
  • ・薬薬連携による患者貢献に関する研究
  • ・輸液ポンプのけん引が点滴時間に及ぼす影響と輸液セットの素材による影響

教員研究紹介

本学薬学部(設置認可申請中)の教員が行っている研究内容をご紹介します。
興味ある研究を見つけてみてください。

環境化学物質、毒性学的研究、
環境リスク評価手法、環境内動態、
無害化処理法

薬剤師永瀬 久光

環境化学物質の毒性学的研究および
環境リスク評価手法の開発

研究分野は環境衛生学、環境毒性学で、主に環境汚染物質、農薬、食品添加物などの化学物質を研究対象にしています。私たちの生活の中で使用される化学物質が食物、水、空気から、気づかないまま体内に取り込まれ、病気を引き起こすことがあります。このような身の回りの化学物質により病気になることなく、より安全な利用ができるように、免疫毒性、遺伝子毒性、内分泌撹乱作用などを中心に、化学物質の毒性メカニズムの解明、安全性評価を分子生物学的手法等を用いて検討しています。また、有害環境化学物質に関する環境内動態や無害化処理法の開発に関する研究も行っています。この分野の研究成果は、私たちの暮らしの食と環境の安全・安心を支えることになります。

Mohsペースト、がん性創傷、
緩和医療、塩化亜鉛

薬剤師重山 昌人

Mohsペーストの新規製剤設計と臨床応用に関する研究
-がんと戦う!軟膏を用いてがん性創傷に挑戦-

Mohsモーズペーストは、手術不適応例における腫瘍除去、自壊創における止血や滲出液の軽減、二次感染に伴う悪臭抑制等を目的として、緩和領域におけるQOLの向上に使用されています。しかしながら「調製後の急激な硬度変化と経時的な粘着性の増加」、「滲出液や血液吸収後の液状化」等の製剤的問題点を有するため、臨床現場において取扱いに苦慮している例が散見されます。そこで、これらの物性変動の要因を解明し、がん性創傷に更に効果があり、利便性の高い製剤設計および臨床応用の研究を行っています。これらの研究においてMohsペーストの物性変化の要因を解明し、処方改良した結果、流出による健常組織障害リスク低下、塗布性向上などの処置時間短縮による患者負担の軽減が期待される有用な製剤となり、臨床上利便性の高いMohsペースト製剤の設計に貢献することができました。

感染症、粘膜免疫、
免疫とフローラ

薬剤師杉山 剛志

粘膜免疫の制御と腸内フローラで感染症を制圧する

消化管の内壁は粘膜で覆われ、消化液を分泌して食物を分解し必要な栄養を吸収しています。同時に様々な病原細菌などがヒトの体内に侵入しやすい場所でもあるため、それを防ぐ粘膜免疫という特殊な免疫が働いています。消化管の中にはヒトの細胞の数の数倍以上におよぶ腸内細菌が住み着いていますが、これらの細菌は粘膜免疫を刺激して強めてくれる働きがあります。この腸内細菌の種類は人によって異なることがわかっており、食中毒などの下痢を起こす感染症にかかりやすい人、かかりにくい人がいます。どのような細菌がどのように粘膜免疫を強め、感染症を防ぐのか、その仕組みをして利用して粘膜からの病原体の侵入を防ぐワクチンを開発し、様々な感染症を制圧する研究に取り組んでいます。