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教員コラム

|2022.05.23VIEW 54

身近な植物中毒 Vol.8 ~アジサイ中毒~

梅雨に似合う花はなんといってもアジサイです。
以前、アジサイの葉を料理の御膳に添えたところ、料理として出されたものは何でも食べられると思い、中毒を起こしたケースがあります。
もちろん料理を出す側の注意も必要ですが、御膳にあるものは、何でも食べられると思ってしまうことへの注意も必要です。

 

項目 内容
有毒部位

葉、根、蕾に多く含まれていると考えられている。

毒性 低いと考えられる
毒成分 未だその毒成分はハッキリ断定されていない。
中毒症状

誤って食べると30~40分後に、嘔吐、めまい、顔面紅潮などが生じる。

予防 季節料理に添えた葉を食べて中毒を起こしたケースがある。見かけたら店に注意をするとよい。
アジサイ
誤食例

ケース①
2008年6月、茨城県つくば市の飲食店で、料理に添えられていたアジサイの葉を食べた 10 人のうち 8 人が、食後 30 分から吐き気・めまいなどの症状を訴えた。

ケース②
2008 年 6 月 、大阪市の居酒屋で、男性1名が、だし巻き卵の下に敷かれていたアジサイの葉を食べ、 40 分後に嘔吐や顔面紅潮などの中毒症状を起こした。

ケース①・②のいずれの症例も重篤には至らず、 2 ~ 3 日以内に全員回復した。

 

執筆教員紹介

職位:教授
氏名:森 博美
専門分野:臨床薬学分野(調剤学、病院薬学、薬局薬学)
担当科目:薬学概論 実務実習 医薬品副作用学など