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|2020.10.29VIEW 220

【記事】「薬学基礎実習」を行いました。

薬学基礎実習とは、薬学における化学実験や生物実験の基本操作を学ぶことが目的の実習です。
 今回実施した「化学実験の基礎」では、2人ペアで作業を行い、代表的な薬品であるアスピリンの合成および合成したアスピリンの精製を行いました。実験器具の取り扱いの基本、基本的な実験操作、化学実験の基本を理解することを目的としています。

アスピリンというと、頭痛薬に使用されることで有名です。皆さんにも身近なお薬ではないでしょうか。
1日目の実習では、サリチル酸をアセチル化し、アセチルサリチル酸(アスピリン)を合成しました。様々な実験器具(三角フラスコなど)を使い、実際に薬を合成することができました。

 

 2日目の実習では、精製したアスピリンが不純物なくきれいに合成できたかの確認を、薄層クロマトグラフィーによって確認しました。薄層クロマトグラフィーというと難しく感じるかもしれませんが、ペーパー(ろ紙)クロマトグラフィーをイメージしていただくと良いかもしれません。また、精製したアスピリンの純度を核磁気共鳴スペクトル法によって確認しました。この機器に1年次から触れられるのは珍しく、学生たちは貴重な体験ができました。


↑核磁気共鳴装置


↑ドラフト(局所排気装置)の中で、作業を行う。薄層クロマトグラフィーに熱を加え、化合物の確認を行う。


↑薄層クロマトグラフィーの反応をペアで確認し、結論を導く。

 実際にアスピリンを合成し精製することを通して、化学の基本である「ものを合成する」こと、合成した「ものを精製する」ことを学習しました。アセチル化という基本的な有機反応を行うことで、再結晶、吸引ろ過、薄層クロマトグラフィーなどの基本的な実験操作を一通り学習しました。

「高校の時の実験とは大きく違い、操作も複雑なものがあったけど、自分たちの手で化合物が精製できたことは感動しました」「薬学部最初の実習ということで、事前調査など初めてのことばかりでしたが、先生方の指導の下、学びの多い授業でした。」と、学生たちからのコメントもありました。

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