岐阜医療科学大学薬学部|薬学科

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教員コラム

|2021.05.24VIEW 39

身近な植物中毒vol.2~バイケイソウ中毒~

 

バイケイソウ中毒

春から初夏にかけては、山菜が美味しい季節です。
今回は、オオバギボウシ(俗称:うるい)と間違えて料理し、
中毒を生じることが毎年のように発生している、バイケイソウについてご紹介します。
採取するとき、もらった時などは十分に気を付けましょう。

 

項目 内容
有毒部位 全草が有毒であるが、特に根に毒が多い。 
毒性 かなり強い
毒成分 プロトベラトリンなどのアルカロイドを含み、トリカブト毒のアコニチンに匹敵すると言われている。
また、煮たり、揚げたりなど熱をかけても分解しない。
中毒症状 誤って食べると30分~1時間で、嘔気、嘔吐、腹痛、下痢、血圧低下、脈拍減少、めまい、手足のしびれ、痙攣、脱力感、呼吸困難、意識障害などが生じる。
間違えやすい植物 オオバギボウシ、ギョウジャニンニク
見分け方 ①バイケイソウは葉脈が平行になっている、オオバギボウシは真ん中から放射状に枝分かれしている。
②バイケイソウは葉の裏側に細かい毛が生えているのでザラつく。オオバギボウシは滑らか。
③バイケイソウは、茎が立ち上がりながら、葉柄のない葉が茎に交互に付く、オオバギボウシは茎がなく、長い葉柄のある葉が地際から生えている。
予防 食用と確実に判断できない場合には、絶対に「採らない!食べない!売らない!人にあげない!」である。

 

執筆教員紹介

職位:教授
氏名:森 博美
専門分野:臨床薬学分野(調剤学、病院薬学、薬局薬学)
担当科目:薬学概論 実務実習 医薬品副作用学など