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薬学臨床系研究室

西村 英尚|2020.07.17VIEW 76

臨床薬学としての糖尿病治療学、医療安全学、地域医療学についての研究

臨床薬学研究室の西村英尚は、岐阜医療科学大学薬学部の教員になる前に、病院薬剤師として30年間病院に勤務し病棟業務を主に行っていました。臨床薬学として初めて糖尿病治療に携わったのは平成5年頃からで入院病棟の糖尿病患者への服薬指導でした。その後平成7年から院内で初めて薬剤師による糖尿病教室の薬物療法を担当し、平成8年から当時としてはまだ世の中で一般的ではなかった薬剤師によるインスリン導入を開始しました。そして、昨年(令和元年)までのおよそ25年間で岐阜県内の糖尿病患者を中心に600名以上の糖尿病患者に対してインスリン導入を行いました。平成19年からは岐阜大学大学院医学系研究科内分泌代謝病態学教室で2型糖尿病発症の候補遺伝子であったInsulin-like Growth Factor Binding Protein 7(IGFBP7)とNiemann–Pick C1 Like 1(NPC1L1)遺伝子について2型糖尿病発症とインスリン抵抗性との関連性を研究しました。平成22年頃からは血糖変動の原因の一つでありインスリン治療中の糖尿病患者に出現するインスリン抗体の研究を行っていましたが、その同時期に勤務先病院でインスリン抗体強陽性患者が入院し血糖コントロールが極度に不安定で生死をさまよっていた状態での糖尿病治療に参画し、患者は無事退院する事が出来ました。平成28年頃からはインスリン注射が原因で皮下に発生する皮下硬結の研究、認知症を伴った高齢糖尿病患者の薬物治療の研究、その他には、高齢者の転倒・転落に関連する入院患者の睡眠薬の使い方、せん妄を発症した入院患者の薬物療法、地域医療における薬剤師のかかわりについても研究しています。

 臨床薬学研究室は、様々な臨床データを収集・解析することによって、薬剤を投与する適切な投与量や服薬のタイミングなどの投与設計、その効果予測などを医師に提案し、また患者、家族、医師を含め他の医療スタッフとのコミュニケーションをとることのできる薬剤師を育成するために研究を行っています。

 

薬学臨床系研究室
准教授 西村 英尚

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