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教員コラム

森 博美|2022.01.24VIEW 583

身近な植物中毒vol.6 ~ナンテン中毒~

2/16 記事を一部修正。

ナンテンはメギ科の常緑低木で、「難を転じて福となす」と言われ、縁起のよい植物として、福寿草とともに親しまれています。また、火災除けとして玄関前に植えられこともあります。しかし、このナンテンには毒があり、生薬(のど飴など)として使われているからと言って安易に口にすることは危険を伴います。

 

項目 内容
有毒部位

全草が有毒であるが、特に実に毒が多い。

毒性 弱い
毒成分

実にはドメスチン、ナンテニンo-メチルドメスチシン)、ヒゲナミンが、葉にはナンジニンなどが多く含まれている。

中毒症状

大量に経口摂取すると意識障害、痙攣、呼吸麻痺などが生じる。

誤食しやすいケース

身近にあり、特に実は赤くてキレイなので、ままごと遊びに使いやすいため気をつける必要がある。

予防

乳幼児では、口に入らないように気を付けることが大切である。ただし、実は不味いので、吐き出す可能性が高いと思われる。

おまけ

生薬では、実は「南天実」で鎮咳・鎮痛・殺菌薬として「南天のど飴」などに配合され、葉は「南天葉」として健胃や解熱に使用することがある。さらに葉はベルベリンを含有するため、防腐・殺菌を目的として赤飯、魚、煮物などの上に乗せて腐らないように添えられることがある。

 

執筆教員紹介

職位:教授
氏名:森 博美
専門分野:臨床薬学分野(調剤学、病院薬学、薬局薬学)
担当科目:薬学概論 実務実習 医薬品副作用学など

 

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